IZU-SHIMODA
NARAI
R-Type Composite2007
Rick Rockから「カリフォルニア最新のサーフボードデザインが出来るようになった!!」と連絡を受けて早速カリフォルニアへ向かった。 2007年アメリカではレールにストリンガーを入れる[Parabolic stringer]が多くのサーフボードメーカーからリリースされた。 今までのセンターにストリンガーを入れるという常識を覆す《レールの両サイドにストリンガーを入れる》という新しい発想のサーフボード革命が始まったのだ!!
ミーティングはRICK ROCKの自宅のガレージで行われた。実は1963年からシェーパーRon Churchが、1940's〜1950'sにもシェーパー Bob Simmonsがロングボードのレールにストリンガーを入れたデザインを制作していたそうだが、メジャーには至らなかった。 現在カリフォルニアでは『Al Merick』『lost』の制作しているレールから約5センチほど内側にストリンガーを入れたタイプと RICKが制作しているレールの両サイドにバルサストリンガーを入れたタイプの2スタイルの【パラボリック ストリンガー】がある。 大手サーフボードメーカーが制作しているスタイルは、コンピューターシェープでより多く生産でき、フォームの強度がレール側は 強く、センターは通常の強度となっていてストリンガーが細いので若干強度に劣る。一方、バルサストリンガータイプは、すべての 工程が手作りなので生産量が極めて少なく、センターにストリンガーがない為、しなり<FLEX>がとても強くターンの伸びがあり、 しなやかなターンが可能。おまけに強度は通常のボードの2〜3倍!ボードの重さも通常のボードの20%軽量!!アメリカのボード メーカーが今、最も注目する理由はそこにある。
Rick Rockが制作するのは、後者のタイプ。早速Rickに実際に制作工程を見せて頂いたのでみなさんにお伝えします。 フォームの中でも超軽量US BLANKSフォームを使用してシェープしてその後、最も重要な<パラボリック ストリンガー> となるバルサをレールに張っていく作業。
仕上げは、EPOXY樹脂でグラッシングしてサンディングしていく訳だが、EPOXY樹脂は,硬化温度、湿度にとても繊細で 経験ある職人技が必要となる。RICKはカリフォルニアでもっともEPOXY技術の高い工場『イナーシャ』にラミネートを任 せているので安心!!制作には通常のボードの1本仕上げる作業時間の2〜3倍の手間。1本仕上げるのに1日掛かるので 納期はオーダーから約3ヶ月ほど掛かる。Rickは、以前からこの<パラボリック ストリンガー> に注目していて、 既に何十本ものボードを作成している。
私も既にテストライドしたが、ボードは軽く、硬いのでどんなコンディションにおいても最速にボードは走り、ボードの返し、
レールの切り替えは機敏でスピィーディーだ!!まさにマジックボードとはこの事!!カリフォルニアのスタッフからも
絶賛する声が届いています。
Reported by NAOTO